部屋のにおいを防ぐコツ

放っておけばにおいは発生します。

 

マンションは人間が生活するところですから、人間の営み
つまり炊事・洗濯・排泄・喫煙・体臭など、においを発生させる
原因はいくらでもあります。

 

結論から言うと、においをゼロにすることは出来ません。
そもそも、嗅覚というのはとても敏感に出来ていて、
空気中のわずかな物質ですら、感じ取ってしまうものなのです。

 

ただし、通常は「度を超えて香りを感じる」という状態を「くさい」と
言いますので、においをなるべく防ぐ工夫をして、他の家に比べてにおう、
ということがない程度に気を使っておけばよいと思います。

 

においの発生を抑える。

 

まず、はじめに大事なことはにおいが発生する原因を極力抑えることです。
そのために出来ることとしては、
部屋の中で喫煙をしないようにする。
香りの強い食材はタッパー等の気密性の高い容器に入れる。
なるべく部屋干しをしないようにし、もしする場合は部屋干し用の洗剤を使う。
エアコンのフィルタを定期的(月1回程度)清掃する。
水回りの壁についた水滴はなるべくふき取り、カビが生えないようにする。

 

においをためこまないようにする。

 

次に、どうしても発生してしまうにおいを何とか追い出すことです。
換気をこまめにする。
においの付きにくい壁紙を選ぶ。
汚れを落としやすい壁紙を選ぶ。
料理や食事の後はしばらくレンジフードをまわしたままにする。
香りの良い草花な芳香剤を利用する。

 

排水トラップについて。

 

家をしばらく空き家にしてから売る場合に、特に注意しなければ
ならないことがあります。

 

それが、排水トラップが乾いてしまうことです。

 

排水トラップとは、洗面台や流しなどの排水管がS字になっている部分
のことを指します。
なぜS字になっているかというと、通常は水がここに滞留して
下水のにおいが逆流してこないようにしているのです。

 

この滞留している水は、普段水を使うことによって自動的に
補給されているわけです。
ところが、しばらく水を使わない期間があると、水が補給されませんので
乾いてしまうことがあります。

 

そうすると、「キッチンがなんだか下水のようなにおい」という
現象が起きることがありますので、注意が必要です。

 

空き家となっている部屋を内覧で見てもらう前には、
洗面台や流しの水を軽く流してトラップに水を補給して
おくようにしましょう。

 

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