マンション屋根の防水について

防水ってなに?

 

防水とは、屋根に降った雨が建物の中に入って来ないように
屋根の表面部分にほどこされているコーティングのことを言います。
マンションの屋根は100%、防水されていると考えてよいです。
(もしされていなければ最上階の部屋は雨漏りしてしまいます。)

 

防水には2種類あります。

 

露出防水

樹脂や塩ビのシートがむき出しで敷いてある種類の防水です。
利点は、不具合や損傷があったら見つけやすく、補修もしやすいことです。
欠点は、むき出しにしているので外的な損傷に弱いということです。
マンションの屋上は、屋上で活動したり設備機器を置いたりする
必要がありませんので、露出防水の場合が多いです。

 

保護防水

アスファルトなどの防水層の上で、保護用のコンクリートで
覆っている種類の防水です。
利点は、保護されているため耐久性が高いことです。
欠点は、不具合があっても分かりにくい事と、更新するのに
手間がかかるということです。

 

防水の寿命はどのくらい?

 

露出防水の場合の寿命は、だいたい15年位が目安です。
保護防水の場合は20年以上持ちます。
防水が劣化すると雨漏りの原因になるだけでなく、構造躯体に悪影響を
及ぼして建物自体の劣化を早めてしまう可能性があります。

 

ですので、通常は新築してから一定の年数が経つと、
マンションの管理会社のほうで防水の診断やメンテナンスの
手配を行うのが通常です。

 

ふだん居住者が防水のことを気にする機会はほとんど無いと思いますが
長年住んでいると、管理組合から「防水の補修をします」という
ようなお知らせが届くことがあります。

 

上記のようなことを何となく知っていると、「防水?何のこと?」って
不安になることがありませんので、知っておいて損はないですよ^^

 

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