住宅性能表示基準って何?

住宅品確法における評価基準です。

住宅の品質を、分かりやすく表示するために、
品確法では評価基準が定められています。
評価基準は、次の10項目に分けられています。

 

構造の安定関係

地震に対して建物が倒壊しないか、
あるいは損傷を最小限に抑えられるか、という項目に加え、
風に対しての耐久性も問われます。
また、多雪地域では積雪に対しても検討が必要です。

 

火災時の安全関係

火災時に安全を知らせる感知器についてや、
避難経路の安全対策について評価します。
また、壁が火に対して強いかどうかの指標である
耐火性能も評価基準に含まれます。

 

劣化の軽減関係

構造躯体が長持ちするかどうかが評価対象です。
構造体は、仕上げ材や設備などと異なり、劣化してしまうと
補強や補修が非常に大変だからです。

 

維持管理の配慮関係

主に配管類を、メンテナンスがしやすいかどうかという「維持」と、
将来的に劣化したり、変更したりする際に、建物を傷めずに
工事ができるかどうかという「更新」が評価対象です。

 

温熱環境関係

冷暖房における省エネルギーが評価対象です。
エアコンの機械自体というよりも、建物の断熱性能などが
評価に効いてきます。

 

空気環境関係

換気がよくとれているか、という項目です。
シックハウス症候群にならない為には、
室内を十分に換気する必要がありますので、
換気性能が評価対象となります。

 

光・視環境関係

窓から十分な採光がとれているか、という点が対象です。
窓の開口面積率で評価します。

 

音環境関係

床の衝撃音(リンク)や、壁を通しての遮音等級などが対象です。
集合住宅においては、近隣同士の音の伝播が、トラブルのもとに
なりがちですので、大事な項目です。

 

高齢者への配慮関係

高齢者が円滑に移動できるかどうか、という点が対象です。
階段に手すりをつけたり、床に段差がなかったりすることが大事です。

 

防犯関係

入口などから不審者が侵入して来られないように、
きちんとセキュリティが整備されているかどうかが対象です。
犯罪に巻き込まれないためにも、チェックするべき項目です。

 

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