マンションのサッシ遮音性能の目安
サッシの遮音性能はT-1が目安です。
遮音性能は、どの程度音を遮るかという値でランクが決まります。
- 等級なし ⇒ 15dB程度
- T-1 ⇒ 25dB以上
- T-2 ⇒ 30dB以上
- T-3 ⇒ 35dB以上
- T-4 ⇒ 40dB以上
です。
上記のdBの数字が大きいほど遮音性能が良いということです。
数字の意味としては、例えば・・
外の音が80dB(車の多い通り)の時に、T-1(25dB以上)の窓サッシが付いていれば、部屋の中は80-25=45dB(静かな部屋)位になるという事です。住宅性能表示では、T-1以上だと「等級2」と言われます。
数字の話ばかりになってしまいました^^;
では、普通はどれくらいなの?ということですが、最近のマンションではT-1が普通だと思います。交通量の多い都心にあったりすると、T-2ということもあります。T-3以上はかなり稀です。
マンションの購入を希望する方が、サッシの遮音性能を気にする可能性もありますので、売却前に管理会社に問い合わせて教えてもらうとよいでしょう。
サッシだけでは遮音は出来ません。
実際に遮音されているかどうか、というのは実はサッシだけの問題ではありません。音というのは少しでも隙間があると飛び込んできます。
サッシの取り付けがしっかりしているか、ということも音を遮る上で重要な要素です。また、その他の隙間(換気口)からも音は入ってきます。
従って必ずしも、サッシの遮音性能が良い=部屋が静か、だとは限りません。音は複合的な要素で決まるので、なかなか一般人が正確に把握するのは難しいと思います。
キュッピー自身は、サッシの遮音に関してはそれなりの知識がありますが、それでも、実際に遮音性能がとれているように作られているか自分で判断するのは難しいです・・。
ですので、もしきちんと遮音性能を確保しようと思ったら、遮音工事の専門業者に依頼して、部屋全体の遮音性能を確保してもらうほうがよいです。
マンションの近くに線路や大通りがあって、その条件を克服したいと考えたら、不動産会社に遮音の専門業者を紹介してもらうとよいでしょう。
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