【第10話】話がまとまるときはあっという間
再内覧。
秀才夫婦が2度目の内覧を申し込んできました。
1回目の内覧の時に、しっかり挨拶して頂いて、お名前も伺っていたのですが、我が家ではこっそり「秀才夫婦」というあだ名で呼んでいました。
(だって、東大か慶応か結局わからずじまいだったので・・)
実は、1度目の内覧の時に、反応が薄かったので、てっきり気に入らなかったのかな?と思っていました。
なので、再度内覧申込みがあったときは少し驚きました。
当日、夫婦はとても恐縮しながら登場しました。
今回は2度目なので、部屋の説明などは割愛して、見たいところを見せてあげました。
どうやら夫婦で、部屋の中に家具をどう並べたらいいか、というような具体的な相談をしているようでした。
ああ、そうか。と思いました。
内覧に来る人って、現状の部屋のスペックだけじゃなくて、
ここに住んだ時の生活をイメージしに来るんだなあ
と、なんとなく感慨じみた思いになりました。
後日、不動産屋さんから連絡がありました。
その夜に、B子さんから電話があり、秀才夫婦がぜひ契約したいと考えているとのことでした。
何か合格発表を聞いたような気分でちょっと浮かれちゃいました。
ただし、少し話には続きがあります。
こちらの記事で、提示価格3,580万円に設定していたのですが、実は予算をかなりオーバーしていて、でもとても気に入ったので、金額の相談に乗れないか?とのことらしいです。
一応、購入希望価格は3,500万円とのこと。
なるほど・・。
正直、どう判断してよいのか分からず、B子さんには明日以降、また連絡することにしました。
売却を決めました。
結論から言うと、この人たちに売却することに決めました。
いろいろと考えました。
希望価格を切らずに売却できるというだけで、『成功』なのですから、このチャンスを逃さないほうがいい、という思惑。
でも、もしかしたら、80万下げずに買ってくれる人がまだいるかも・・という根拠のない期待。
けれど結局のところ、売却を決意した理由は、秀才夫婦の人柄でした。
元我が家を、大事に使ってくれそうな気がしたからです。
不動産屋さんを選んだときと、似たような気持ちでした。
「不動産は縁物」
とは良く言ったものです。
あの80万円で何が買えたかを考えるよりも、大事な家を、感じの良い人に引き継げたことのほうが大事
と思うようにしました。
そして、次回はいよいよ引き渡し。
<お役立ち情報>
私がマンションの査定に利用した『イエイ不動産一括査定』はこちらです。
(査定というのは、簡単に書くと「売出価格を決めること」です。)
不動産一括査定サービスは色々ありますが、ここなら安定の老舗として安心して紹介できます♪http://sell.yeay.jp/
※画像をクリックすると査定画面へ移動します。
⇒マンション売却体験記へ戻る