【学び4】専任媒介契約のすすめ
まずは媒介契約の種類について解説します。
一般媒介契約
複数業者との契約:結ぶことができる
業者を通さず買主が見つかった場合:買主と直接取引できる
物件をレインズへ登録:してもしなくてもよい
売却活動の報告:とくになし
専任媒介契約
複数業者との契約:結ぶことができない
業者を通さず買主が見つかった場合:買主と直接取引できる
物件をレインズへ登録:しなければならない
売却活動の報告:2週に1回以上しなければならない
専属専任媒介契約
複数業者との契約:結ぶことができない
業者を通さず買主が見つかった場合:買主と直接取引できない
物件をレインズへ登録:しなければならない
売却活動の報告:週に1回以上しなければならない
というのが制度的な特徴です。
結論から先に言いますと、私がオススメするのは断然、専任媒介契約です。
ただし、そのメリットとデメリットをしっかり理解したうえで、
選択することが大事です。
専任媒介契約のデメリットは?
一般媒介契約が、複数の不動産会社と契約を結ぶことができるのに対して、専任媒介契約だと、不動産会社を一社に絞り込んで選ばないといけません。
従って、その一社を選ぶ際に、自分と相性の悪い不動産会社を選んでしまうと、売却活動を円滑に進めることができない可能性があります。
ですので、不動産会社を正しく選ぶというプレッシャーがかかるのが専任媒介契約のデメリットと言えます。
専任媒介契約のメリットは?
実は、「1社しか選べない」という点は、上記のようにデメリットであると同時に最大のメリットなのです。
不動産会社の側に立って考えてみると、よく分かります。
自分の顧客(売主)が、自分とだけ契約してくれているということは、売却活動を熱心に行って売主を見つければ、間違いなくその報酬(仲介手数料)が手に入ることが保証されています。
つまり、努力が無駄にならないことが分かっているため、全力で売却活動をしようと考えるのが自然です。
不動産会社の取り組みがより熱心になるというのが、専任媒介契約の最大のメリットと言えます。
もうひとつメリットがあります。
それは、売主が相談したり連絡したりする相手が一社だけで済むことです。
売却活動が始まると、価格について検討したり、内覧を受け入れたり悩むことが色々あります。
そうなると、やはり信頼できる一社に相談するほうが、気持ちが楽です。
それに、例えば私の場合、ただでさえ初めてのマンション売却で戸惑っているのに、いろいろな会社と連絡を取りながら進めないといけなかったら
混乱して収拾がつかなくなっていたと思います(><)
すべては不動産会社選びにかかっています。
つまり理想は
「信頼できる不動産会社と専任媒介契約を結ぶ」
ということです。
マンションを売ろうと考えたら、良い不動産会社を選ぶということは避けては通れないと思います。
もっと言うと、よい営業担当者を選ぶのが大事だと思います。
結局、活動をしてくれるのはその担当者なのですから・・。
こちらの記事に、不動産会社の営業担当者を見極めるための
私なりに学んだコツを書きましたので、参考にしてください。
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