マンションを作っているのは誰?

チラシを見ると沢山の会社名が書いてありますよね。

 

マンションのチラシを見ると、間取りや交通などのデータや、近所の施設や耐震性などのアピールポイントの欄の下に、小さい字で色々と会社名が書いてあることが多いと思います。

 

実はこの欄の中には「マンションを誰が作ったか」という情報が含まれています。

 

私はマンションのチラシを見るときに、ここに注目します。

 

もちろん実物を見て良し悪しを判断するのが一番ですが、隅々まで実物を確認しきれるわけではないので、「信用できそうな会社が作っているかどうか」というのも、ひとつの判断基準になると思うからです。

 

それでは、主なものを御紹介します。

 

施工会社

 

個人的にはこれが一番大事だと思います。
施工とは、工事のことで、つまりどの会社が実際にコンクリートを打つ、防水をするなどの工事を行ったかということです。

 

大抵の場合には、ここにはゼネコンの名前が入っています。
「〜建設(株)」みたいに書いてあることが多いです。

 

実は建物の品質って、施工会社次第で決まる部分が大きいです。
なぜかというと、一般的には良い施工会社ほど、柱や床を作る時や、空調などの設備を取り付ける時に、ミスが無いようにしっかりチェックしているからです。

 

スーパーゼネコンなどのブランド会社は、もしミスがあると世間的にも大きく信用を失ってしまいますので、より神経質にチェックしていると考えるのが自然です。

 

もちろん、すべては担当者次第という部分もありますが、確率的には大手の会社のほうが安心度は高いと思っています。

 

設計者

 

文字通り、建物の設計をした会社です。
設計というのは、建物の姿形を決めるだけでなく、地震の際にしっかりと耐えることができるような構造設計や、しっかりと機能するための設備設計という行為も含みます。

 

設計者は、設計事務所といって、設計だけを専門にしている会社の場合もありますし、施工会社に入っている設計部門が設計をする場合もあります。

 

設計監理

 

「監理」という言葉はもしかしたら聞き慣れない言葉かもしれません。
これはどういうことか説明します。

 

施工会社は、もちろん設計図に沿って建物を作ります。
しかし、設計図に含まれる情報は多岐に及ぶので、施工会社が設計図通りに工事を進めているかどうか第三者の目線でチェックしないと危険です。

 

このため、建設をする際には必ず「監理」という役割の人がついて設計図に沿った工事が行われているか確認をするのです。

 

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