マンション売却チラシにご注意を!
毎日ポストの大量に入っていませんか?
特に都心のマンションにお住まいの方は、きっとうんざりしていると思いますが、毎日ポストに、山のように不動産の売却チラシが入っていることと思います。
チラシに書かれていることは、大抵次のような内容です。
- この物件をお探しの方がいらっしゃいます。
- 急ぎの購入希望者がおり「高値でも買いたい」と希望しています。
- 現在このエリアの物件が不足しており、売却のチャンスです。
ふだんは、気にもとめないチラシだと思いますが、「マンションを売って住み替えようかなあ」と考えている人は、ついつい読んでしまうかもしれません。
チラシに書いていあることは、嘘か本当か分かりません。
一概に嘘と決めつけてしまうには、もちろん証拠がありませんが、本当なのか確かめる方法もありませんので、結局わかりません。
しかし、不動産会社がこのようなチラシを配布する目的は実はとても良く分かります。
それは「顧客リストの収集」です。
あなたがこの売却チラシを見て、もし不動産会社に連絡したとすると、不動産会社からすれば、「売却の仲介を申し込んでくれるかもしれない顧客情報ゲット!」となるわけです。
売却の仲介を行えば、片手仲介でも3%+6万円、両手仲介なら6%+6万円の仲介手数料が手に入ります。
売却価格が、例えば3000万円なら、100万円〜200万円近い手数料が手に入るわけですから、毎日チラシを何千枚配る価値があるわけです。
売却チラシを見ていきなり連絡するのは得策ではありません。
このサイトを見て頂いているということは、マンションの売却についてネットで情報収集している方が大半だと思いますので、まさか売却チラシを見てすぐ電話をしてしまう方は少ないと思います。
ですが念のためお伝えしておきます。
チラシに載っている「おいしい情報」につられて、不動産会社を比較検討せずに決めてしまうのはリスクがあります。
もしかしたら、もっとその地域での売却に強い不動産会社がいるかもしれないからです。
売却チラシを投函してくる不動産会社が悪いとは限りませんが、他にもっと良い不動産会社があるかもしれない、ということです。
⇒マンション売却体験記へ戻る