【学び5】売却を決断するということ
売却の決断がむずかしい理由。
マンションの売却活動を正しく続けていれば、きっと、遅かれ早かれ購入を希望する方が現れます。
今回は、購入希望者が現れてからの話をします。
購入希望者が現れると、かなりの高確率で「価格交渉」になります。
我が家もそうでした。
ここで、売主である私達は、
「購入希望者の希望価格で売るか?」
「今回は断って、もっと高く買ってくれる人を待つか?」
という決断をせまられることになります。
この決断は非常に難しいです。
なぜ難しいかというと、正解が存在しないからです。
なぜ正解が存在しないかというと、
もっと高く買ってくれる人が現れるかどうか、誰にも分からないからです。
正解が存在しない時に決断するというのは、けっこう苦痛です。
私もとても悩みました。
でも、悩んでも答えにはたどり着きませんでした。
高く売りたいという気持ちとの戦いです。
マンションの売却活動を通して、いろいろ悩んだり落ち込んだりしましたが、中でも最も悩んだのは、売却するかどうかの決断をせまられた時でした。
いろいろ考えた結果、私が出した結論はこうです。
『高く』売りたいという気持ちを最優先していると、永久に答えに辿り着かない。という事です。
実際にその立場になってみると分かると思うのですが、高く売ることを主軸に考えていると、考えが堂々巡りしてしまうのです。
そこで、発想を変えることにしました。
『この人に売りたい』という人に売ろう。
このように考えると、答えはすぐに見つかりました。
決断をしたほうが結局は得。
私は前述したように、いわば自分をうまく納得させて売却を決断しましたが、おそらく損得で考えてもどうやら正しい判断をしたようです。
B子さんから教えて頂きましたが、売却を先延ばしにすればするほど、
高く売れる可能性はどんどん下がるそうです。
このことは統計的にはっきりしているようです。
ただ、それが分かっていても決断するのは大変な勇気がいるものです。
ですので、私の思いついた発想の転換、『売りたいと思える人に売る』というのは、結果的に得をする可能性の高い思考だと思うのです。
そして何より、後悔がないというのがとても気持ちいいです。
人生の一大決心ですから、後悔しないことって大事だと思います。
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